法律合同分会ブログ

私たちは、「全国一般労働組合・神奈川地方本部」に加盟して、法律関連職場に働く人で構成している労働組合です。仕事の事、労働条件の事、職場の人間関係やこれからの生活の事まで、様々な問題について情報交換をして互いに協力しながら解決を目指しています。

新年のあいさつ

本年も1月下旬となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

法律合同分会での活動も春闘に向けて始まっています。

 

みなさんの労働条件や雇用の安定を図る活動を、

今年も地道に積み重ねていこうと思っています。

 

今月から全法労協のアンケート活動も始まりました。

少しでも多くの神奈川の声、全国の声を日弁連はじめ

関係省庁に届けたいと考えます。

ご協力ください。

 

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馬車道 原

 

女性行政の充実を求めて~対県交渉に参加して

県民連絡会(県民要求を実現し、県政の革新を推進する連絡会)は神奈川県内の幅広い団体などで構成され、

歴史と伝統を持ち、県民の要求実現のために運動を進めています。

どのくらい幅広いかというと、私たち労働組合が加盟している神奈川労連の関係はもちろんのこと、

横浜こどもを守る会、母親連絡会、神奈川県保険医協会、県立図書館を良くする会、

大気汚染測定かながわ連絡会、アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会、等々…

資料としてもらった手元の表をかぞえると、なんと97もの大小さまざまな団体の名前がびっしりと書かれていて、

それぞれどの分野の交渉に参加するか丸印がついています。

こうやってこの表を目にするだけでも、県内だけでもいろいろな運動があって、

たくさんの人がその運動に携わっているんだなぁと、あらためて思いますね。

 

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さて、この県民連絡会が毎年行っている「一斉対県交渉」があるのですが、今年は11月4日からスタートして、最終日は11月15日でした。

 

内容もこれまた幅広く、①教育・文化・スポーツ ②農業 ③環境・開発 ④行財政・民主主義 ⑤住宅・まちづくり ⑥平和・基地・国際連帯 ⑦保健・医療 ⑧労働 ⑨女性 ⑩くらし ⑪社会福祉 の全部で11の分野に分かれています。

 

私たち県民側の団体が予め神奈川県に対して質問を投げて、県から交渉前までに一定の回答があり、それを基礎にして具体的な交渉がここで行われるのです。

 

私は半休を取って、11月9日に行われた「女性」の分野に参加しました。

会場は波止場会館4階。

県側からは人件男女共同参画課長ほか専門分野の19名、団体側は約30名で、向き合って座りました。

司会者の指名によって、まず県民側の発言者が発言して、県の担当者が答えるといった具合です。

 

約1時間半の限られた時間で、

「政策・方針決定過程への女性の参画の推進」

「雇用等の場における男女の均等な機会と待遇の確保のために」

「出産・育児のための環境整備と男女平等・母性の尊重の普及啓発を強化するために」

「農業分野の男女共同参画推進のために」

「男女平等の推進と女性行政の充実のために」

「国に対してはたらきかけること」について、

県が示した回答の不十分な点を指摘したり、考え方を聞き出したり、

その場で少しでもいい答えを引き出して前進させようと参加者は皆頑張ります。

 

女性の62%もが非正規雇用を何と考える! 保育園に入りにくい!

収入が低いと思っている女性80%以上!

保育士・介護従事者や業者婦人の実態や妊産婦健診、健康調査はどのようにすすめていくのか!?

どのように改善していくのかいかないのか!

…具体的な数字や事例をあげて県に迫りました。

 

特に今回参加して、妊産婦健診の公費負担が神奈川県は最下位だったことをはじめて知りましたし、

相変わらず「お産難民」問題も解決していません。

こんなことでは少子化問題がなくなるわけがないと実感しました。

 

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また、深夜業職場がかつてなく広がっている=女性の深夜労働が増加していることも、県は把握していませんでした。

 

殆ど平行線でかみ合わない交渉のやりとりを記録係として筆記していましたが、

終わった後には、自治とは何か…と、重たい気持ちになり、当日は打合せも含めてお昼までのたった半日でしたがとても疲れました。

 

そして、女性の分野だけでも問題が山積みで、だからこそ県民の声をしっかり届けることは大切なんだとつくづく思いました。

 

山本明子

全国法律関連労働組合全国協議会

もう2ヵ月もまえのことになってしまいましたが、

9月24、25日と福岡で開催された全国法律関連労働組合全国協議会

(全法労協)第30回定期大会に参加してきました。

 

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全国から10都府県69名の参加があり、

1日目は第29期目の活動のまとめと第30期の活動方針案、

つぎに全体討論を行い、全国各地の報告を聞きました。

 

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2日目は、全法労協でも初めての試みだったそうですが、模擬団交を行い、

その後、4つの分散会に分かれての討論でした。

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(弁護士役)

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(事務局役)

 

 

定期大会には、何度目かの参加になりますが、

全国の活動を直接聞けるのは、その苦労も含めてほんとうに貴重です。

 

神奈川の職場状況も決して楽観できるものではありませんが、

全国でこのように集まって、話すことの大切さを今回も思いました。

 

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福法労のみなさんが、会場設営から、懇親会、

会議運営と周到な準備・運営をしてくださって、

自分もふくめ参加したみなさんが楽しめ、

今後の自分たちの活動にちからを見いだす大会だったとふりかえっています。

 

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11月11日 神奈川地本新人歓迎会に参加しました!

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☆ 11月11日に、横浜にあるクルーズクルーズで行われた全労連全国一般神奈川地方本部の新人歓迎会に参加させていただきました。約30名の組合員が参加していて、たくさん人達と交流することができました。
 新人歓迎会は、美味しいお食事を囲んでの歓談で、また、チーム対抗戦の50音を使ったゲームも行われました。優勝したチームには素敵な賞品がもらえることもあって、参加していた皆さんはとても楽しそうにしていました。初めて参加したのでとても緊張しましたが、いろいろな方とお話ができて、楽しかったです。
 参加して改めて気付いたのは、組合いには、様々な業種の人がいるということでした。組合は数多くの業種の人たちで成り立っているので、普段出会うことのない人と繋がりを持つことができます。
 全く異なる業種で働く方のお話を聞くことができて、とてもいい経験になりました。業種や年齢が異なる人たちと交流したなかで感じたことを、今後の組合の活動に生かしていきたいです。

 

☆ 新しく組合に入会させていただいたK事務所のOと申します。
 11月に新人歓迎会を開いていただきありがとうございました。楽しいゲームやお食事をしながら他の業界のお話しを聞かせていただいて、業界の状況、組合の状況を知ることができました。
学生の頃は、報道や授業で組合の意義を知るのみだったので、実際に組合の活動に参加させていただくようになり今後、自分自身で何をすべきかを学ぶことができたので、他の組合員の方のお話等を参考に組合員として自分自身の生活について深く考えていきたいです。
 至らない点があると思いますが、少しでも組合の力になれるように頑張りますので、よろしくお願いします。

10/8・9 第46回法律事務員全国連絡会 in弘前

第46回全国交流会in弘前 行ってきました!
 10月8日(土)、9日(日)、法全連全国交流会が青森県弘前市にて開催されました。全国22地区から総勢105名が集結し、事務員ならではの悩みや仲間づくり、日常業務のやり方等々交流を行いました。
 弘前市の事務員さん15名で実行委員会を立ち上げ、当初から準備を行ってくださいました。もともと青森県には弘前市青森市八戸市に事務員会があるものの、弘前市の事務員会は年に数回の飲み会がメイン活動、青森市の事務員会は休眠状態、八戸市の事務員会も年に数回の活動、ということで、実行委員会の方々は、本当に開催にこぎつけるのか不安な気持ちで始めた、とおっしゃっていました。
 終わってみれば、青森県内から40名もの参加者があり、組織がない、と事前情報があった青森市からも12名の参加があり、大変な底力を感じました。交流会が、青森県内の事務員さんの横の繋がりに役立ったら素晴らしい、と思います。

 全体を通してみると今回は、「事務員教室」という分科会を試みたことが例年と異なります。昨年の日弁連の業革シンポをうけて、改めて、「業務研修の充実」、「いい仕事のための働き方の研究」が必要であると感じ、「事務員教室」と題して分科会を企画しました。具体的には、
  ①「仕事に活かすIT~事務の効率化を図ろう」
  ②「心と体の健康のために~メンタルヘルスと自力整体」
  ③「ビギナー研修~新人さんいらっしゃい」
  ④「日常業務研修~職の交流(認定試験を解いてみよう)」
  ⑤「上級研修~職の交流(成年後見上級編と実務交流)」の5つです。
 私自身は「日常業務研修」に参加し、認定試験のうち抜粋した6問の解説をしたり、交流会の座長を努めましたが、そのうちのひとつの意見で「研修は何のためにするのか?」というものがあり、みんなで考えました。
 「自分のスキルアップのため」「自分の身を守るため~切られる順番を遅くするため」「必要性を感じない(仕事で要求されない)」「依頼者のため」「弁護士のため」等々、たくさんの想いを聞き、私は、これまで業務をする上で必要だから、としか考えていなかったので衝撃を受けました。
 特に、「私は、研修をうけないとできないような仕事は任せてもらえない。その状況で費用と時間をつかって研修をうけるモチベーションをどう上げていけばいいのか」という意見には、なるほどな、と共感し、地域や事務所によって私たち事務員の仕事が大きく異なることを肌で感じました。どんな仕事をどの程度やるかはさておき、仕事へのやりがいは大事なことで、そのための「職の確立」がやはり重要であることを再確認しました。
 全体会では、札幌から「ビギナーテキスト(身分証明書と同時に新人事務員向けに無償配布)」の紹介がされ、“全国で広げてほしい”と力強い報告があり、また熊本から義援金のお礼とまだまだ深刻な状況が続いている熊本の現地報告がされました。分会のみなさんからも多くのカンパを頂きありがとうございました、とお礼の言葉を頂きましたのでご報告します。
 夜は、恒例の懇親会で大盛り上がりでした。今年は青森県開催ということで、青森のお酒(「豊盃」「陸奥八仙」)やりんご、南部せんべい等がならび、それらを口に運び、また輪になって踊り、にぎやかにたくさんたくさん交流してきました。

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法律事務員全国連絡会とは↓↓↓

houzenren.com

 

                                 

うねり 受賞報告

私達の分会では、機関紙部が「うねり」という機関紙を発行しています。

その「うねり」が、全国一般の機関紙コンクールで銀賞、全国一般神奈川地本の機関紙・職場新聞コンクールで技術賞をいただきました。

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機関紙部の日々の活動が認められた瞬間。励みになり、これからもがんばろう!と、みんなで受賞を喜びあいました。

これからもがんばってうねりを発行していきます。

私たちの活力になります。ありがとうございました。

 

機関紙部一同