法律合同分会ブログ

私たちは、「全国一般労働組合・神奈川地方本部」に加盟して、法律関連職場に働く人で構成している労働組合です。仕事の事、労働条件の事、職場の人間関係やこれからの生活の事まで、様々な問題について情報交換をして互いに協力しながら解決を目指しています。

少し前のことになりますが・・・【3.10 東日本大震災かながわ追悼の夕べ】

みなさんは「3.10 東日本大震災かながわ追悼の夕べ」という催しをご存じでしょうか。

今年も横浜の象の鼻パークで午後4時から開かれました。

 

昨年はコロナ禍で、ほんとうに少人数でのお祈りの会でしたが、今年は感染症対策をしっかりしたうえで、150名くらいが集まりました。

馬車道法律事務所が、かながわ原発訴訟の弁護団事務局事務所になっているので、初めて開催された7年前から事務局でお手伝いをしています。

今年は例年になく日中は晴れて暖かでしたが、日が暮れるにくれてどんどん寒くなってきました。3.11が近くなると外の寒さとあの地震のときの怖ろしさを思いだします。

神奈川には10年経った今も、福島から2000人弱の方が避難者として生活されています。そのような事実を忘れずに少しでも明るい未来を願います。

 

 

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メーデー

 5月1日はメーデーでした。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、昨年に引き続き、集会やデモは中止になり、オンラインでメーデーが行われました。

 

 メーデー1880年代にアメリカで始まり1890年に第1回国際メーデーが行われたのを起源としています。当時のスローガンは「第1の8時間は労働のために、第2の8時間は休息のために、そして最後の8時間はおれたちの好きなことのために」とされていました。

 

 このスローガン、未だ色あせず、労働者の要求のひとつに掲げられるように思います。

 「8時間働いて、十分に生活が成り立ち、余暇を過ごすことができる余裕を持てる」このことがとても恵まれている暮らしのように響くことは、多くの労働者が未だ様々に厳しい状況で働かなければならないという残念な現状を突きつけてきます。

 昨年からのコロナ禍は、特に非正規などで働いていた人の生活を直撃し、これまでなんとか生活をしてきていた人たちが、いよいよ日々の暮らしがままならなくなるところまで追い詰められる状況になっています。

 総中流社会などといわれた日本は、遠い過去の話で、間違いなく格差が広がり、今回のコロナ禍のように突発的な事象で、すぐに食べるものに困り、住むところを失う人たちが多くいることが、表に、目に見える形で出てきました。

 

 労働組合というものを「なんだかうさんくさい、政治的な集団」というイメージを持たれている方も中にはいらっしゃると思いますが、まずは労働者の権利として、適正な賃金で、安心して働き続けられる仕事を得て、穏やかに暮らすために、1人1人は労働者という弱い立場でも、みんなで力を合わせてできることはないのか・・・そんなことを軸に緩く繋がっています。

 特に法律の職場は、小規模の事業所がほとんどで、同僚と呼べる人がいなかったり、職場の従業員が数人しかいない職場が多く、今自分の置かれている労働環境が、適正なものなのかわかりにくいという特徴があると思います。

 組合の仲間を通じて、他職場の状況を知り、これからどのように働き続けるか考える場としても、単純に日々の愚痴・事務員あるある・仕事情報などを共有して、大変さを笑い飛ばす場としても労働組合ができることがなにかあればと思っています。

 

↓↓メーデーの様子はこちらから↓↓

https://www.kanagawa-rouren.jp/mayday2021

2020年アンケート結果報告

2020年アンケート結果報告集が完成しました。

昨年は、コロナの影響で活動量が大幅に減ったために、回収数も少なく、また、結果報告書の作成も遅くなってしまいました。

そんな中、活動にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

また、今回、回収に伺えなかった方々、申し訳ありませんでした。

このアンケート結果が、皆様方一人ひとりの労働環境を見つめる「きっかけ」になればいいな、と思っています。

回収数が少ないために、情報量もすくなくなってしまいましたが、ご活用いただければ幸いです。

 

コロナ禍での今後の取り組みについて、継続して検討していきたいと思っています。

また、今年のアンケート活動の結果につきましても、いずれかのかたちでご報告する予定ですので、もうしばらくお待ち頂ければ幸いです。

 

 

 

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アンケート配布&回収活動!!!!

 

 みなさま、アンケートのご協力は頂けていますでしょうか??

 

 私は、産休&育休を経て何だかんだで今年久しぶりにいくつかの法律事務所にアンケート配布&回収活動を行ってきました。

 

 実は、対面でのアンケート配布・・・これが結構ハードル高いんです・・・

 

 元々知り合いの方がいるような法律事務所なら、何となく挨拶がてらお願いできるのですが、突然見ず知らずの事務所にピンポーンと突撃して行かなくてはいけないので、結構ハート強く持って心していかないとメンタルやられます(笑)

 

 確かに、よく考えると突然来られて、「アンケートお願いしま~す!」とか言われても、何かもらえるわけじゃないし、何よりどなたですか?って感じだし、突然来られた方も困るだろうな~と私自身も思う。「うちは結構です!ご協力できません!」っと扉を開けてくれない気持ちも結構分かります。法律事務所って色んな方が来ますしね。

 

 でも、今回久しぶりに私が突撃訪問した事務所の方は、そんな私をこのコロナ禍にもかかわらず快く出迎えてくださり、ご丁寧に対応して頂き、アンケートにご協力していただきました♪

 

 っという訳で、アンケート活動を行っている私たちもドキドキしながら配布活動しております。

 もし、突然あなたの事務所にアンケート協力の訪問者が来たときには、お仕事中にお忙しいとは思いますが優しく出迎えてくれるとめちゃくちゃ嬉しいです(笑)

 また、おひとりの事務員でお仕事されている方は、日々大変なことも多いと思います。何かお困りのことや相談事なども気軽に声をかけていただければと思います。

 

 こちらのブログからもアンケートにアクセス出来ます!通勤時間の合間にちょこっとアクセスしてもらってもできるくらいの簡単なアンケートなのでぜひご協力下さい。

 

 

 

↓↓アンケートはこちら↓↓

 

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeGanv0TNRf-BoYvnEtcD6CWdY0EUMCPvBqJeqC1fXwlCtBBA/viewform

 

 

春闘要求

春を前にすると何か新しい節目を前にしたようで心機一転取り組みたくなります。

社会人になると進学や進級があるわけではないのに不思議です。

 

私たち分会も、4月を一つの節目として経営者に賃上げ等を要求しています。

『要求』というと仰々しく感じる方もいるかもしれませんが、世間相場や生活実感を参考にしながら長期的には何歳でこれくらいの生活をし、そのために中期的にはこれくらいの賃金が必要、だから今年はこれくらいの昇給をしてほしいとの労働者としての意思表示なのです。

もちろん、毎回要求が通るわけではありませんが、働く者のビジョンを示して経営者と共有することは重要なことだと考えています。

 

「要求」するのは賃金だけではありません。

仕事量に対して人員が不足していれば増員をお願いしますし、法改正があればスキルアップのために研修の受講をお願いすることもあります。

コロナ禍の中、時差出勤をしたいなどの要望をお持ちの方もいると思います。

それを経営者に伝え検討してもらうことは立派な要求です。

昨今、また地震が増えてきています。

3.11の経験を活かし、職場に食料の備蓄や早退できる制度を作るのも要求です。

 

組合というといろんなイメージをお持ちかもしれませんが、人的なつながりをもって経営者に対し要求を行う組織だと認識しています。

要求自体は組合に入らなくてもできますが、組合には今までの経験でどんな要求をしてきたか、ほかの職場ではどんな取り組みをしてきているのかの情報とスキルの蓄積があります。

もし、職場改善や労働環境改善のために「要求」をお考えでしたら、ぜひご相談ください。

茶話【春】

桜が満開を迎えています。

先週末の荒天で桜が散ってしまうのではと心配しましたが、何とか持ちこたえきれいな花を咲かせていますね。

 

横浜では、毎年この時期になると、市内のいくつかの場所に分散して、花を楽しむイベントが開かれていて、今年も「ガーデンネックレス横浜2021」が開催されています。

横浜地方裁判所前の日本大通の植栽も春の装いになり、横浜スタジアムのある横浜公園では、チューリップがみんなの目を楽しませています。

 

一都三県の緊急事態宣言が解除されて10日足らず。

すでにリバウンドともいわれていますが、のんびり散歩するくらいならきっと大丈夫。いい気分転換になりますよ。

感染防止対策を万全に、密を避けながら、春の空気を感じに出かけてみてはいかがでしょうか。

 

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コロナ禍【とある事務所の日常】

昨年よりコロナの大変な状況の中、通常の生活が送れない毎日になっています。

法律事務所は個人のプライバシーを扱う関係上、簡単にリモートというわけにもいかず多くの事務所で対応に苦慮されていることと思います。

私たち分会員所属の事務所でもコロナ対策で様々な取り組みをしています。

一例としてご紹介します。

 

まず、相談者・依頼者の方には受付で手指の消毒、検温の機械での検温をお願いし、37.5°以上の熱のある方は打ち合わせ日程を再調整させてもらっています。

これは所員も同様で、朝検温をして熱がないか確認をしています。

37.5°以上の方はほとんどいませんが、いた場合のために入り口前に椅子を設置しておき、そこで少し休んでいただいたのちに再度検温をするようにしています。

 

相談者の方にはマスク着用を徹底してもらい、万が一のために配布用のマスクも配置しています。

相談室は換気のために窓をあけ、接触を減らすためにお茶も出していません。

未だに寒い時期ですし換気については気になるので相談の方には「換気のために開けていますが、寒かったらおっしゃってください」と付け加えるようにしています。

相談終わりにはテーブル・ドアノブは消毒しています。

 

受付・相談室はもちろん各人の机の間にもアクリル板を設置しています。

依頼者との打合せでアクリル板越しの会話は意外に話づらいものですよね。

書類のやりとりや書類説明など結局アクリル板のないところでやらざるを得ないので出来るだけ簡潔にするように心がけています。

 

時間外の大きな縛りはありませんが、弁護士・事務職員を含めた所員全員、大人数の飲み会や昼食は出来るだけ控え、外出から帰った際には手洗いうがいを徹底しています。

 

事務所での会議などはほとんどがZOOMになりました。

私たち分会の集まりもほとんどがZOOM。

わざわざ会場に行かなくても意思疎通が出来る便利さと、やはり重要なことは顔をつきあわせてやりたいオールドタイプの気持ちと複雑です。

とはいえ、コロナ禍が収まってもみんなで集まる機会は減るんだろうなぁと思っています。

 

e裁判の促進もありこういったことにも対応できるスキルは必須になってくるのでしょうね。