メーデー
5月1日はメーデーでした。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、昨年に引き続き、集会やデモは中止になり、オンラインでメーデーが行われました。
メーデーは1880年代にアメリカで始まり1890年に第1回国際メーデーが行われたのを起源としています。当時のスローガンは「第1の8時間は労働のために、第2の8時間は休息のために、そして最後の8時間はおれたちの好きなことのために」とされていました。
このスローガン、未だ色あせず、労働者の要求のひとつに掲げられるように思います。
「8時間働いて、十分に生活が成り立ち、余暇を過ごすことができる余裕を持てる」このことがとても恵まれている暮らしのように響くことは、多くの労働者が未だ様々に厳しい状況で働かなければならないという残念な現状を突きつけてきます。
昨年からのコロナ禍は、特に非正規などで働いていた人の生活を直撃し、これまでなんとか生活をしてきていた人たちが、いよいよ日々の暮らしがままならなくなるところまで追い詰められる状況になっています。
総中流社会などといわれた日本は、遠い過去の話で、間違いなく格差が広がり、今回のコロナ禍のように突発的な事象で、すぐに食べるものに困り、住むところを失う人たちが多くいることが、表に、目に見える形で出てきました。
労働組合というものを「なんだかうさんくさい、政治的な集団」というイメージを持たれている方も中にはいらっしゃると思いますが、まずは労働者の権利として、適正な賃金で、安心して働き続けられる仕事を得て、穏やかに暮らすために、1人1人は労働者という弱い立場でも、みんなで力を合わせてできることはないのか・・・そんなことを軸に緩く繋がっています。
特に法律の職場は、小規模の事業所がほとんどで、同僚と呼べる人がいなかったり、職場の従業員が数人しかいない職場が多く、今自分の置かれている労働環境が、適正なものなのかわかりにくいという特徴があると思います。
組合の仲間を通じて、他職場の状況を知り、これからどのように働き続けるか考える場としても、単純に日々の愚痴・事務員あるある・仕事情報などを共有して、大変さを笑い飛ばす場としても労働組合ができることがなにかあればと思っています。
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